一関・平泉

マスク支援広がる 妊婦のために 平泉町へケロ平手拭い製

ケロ平の手拭いを使った布製マスクを手にする小宮さん。寄贈されたマスクは町保健センターを通じて町内の妊婦へ配布される予定

 新型コロナウイルス感染拡大に伴うマスク不足の中、困っている妊婦のために役立ててほしいと、世界遺産平泉PRキャラクターの「ケロ平(ひら)」を題材としたグッズを作っている女性が平泉町にケロ平がデザインされた手拭いを使った布製マスクを寄贈した。

 布製マスクを寄贈したのは、東京都中央区でカエル関連グッズを取り扱うプチコロンブの小宮美幸さん(54)。小宮さんは都内と同町の2か所を往復する生活を続けながらケロ平グッズを制作しており、ケロ平がデザインされた手拭いを含む「ケロ平セット」は同町のふるさと納税返礼品にも採用されている。

 マスクの寄贈は花粉症でも薬を服用できない妊婦の手助けになればと考えていたものだったが、新型コロナの感染拡大でマスク不足が深刻化。手拭いの染色を依頼している一関市の京屋染物店(蜂谷悠介代表取締役)の協力で、同店が製造、販売する布製マスク「御手福来(おてふき)MASK」と同じ製法により急遽(きゅうきょ)60枚を製造してもらっている。

 23日には小宮さんが完成したマスク30枚を携えて町役場を訪れ、青木幸保町長に贈呈。青木町長は「マスク不足で困っている人が多い中、繰り返し洗って使える布製マスクを頂きとてもありがたい。新型コロナの邪気もケロ平で払っていければいい」と感謝した。

 小宮さんは布製マスクに先駆け一般のマスクも同町に寄贈。「自分だけでできることには限りがあるので、今回は薬が飲めずにつらい思いをしているであろう平泉の妊婦さんに限定して布マスクを贈ることにした。今後も新型コロナの影響で仕事が減った縫製屋さんなどの協力を得ながら、1人でも多くの人に布マスクを届ける取り組みを続けていきたい」と語った。

 寄贈された布マスクについて同町では、町保健センターを通じて町内の妊婦へ配布を予定している。

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