県内外

移住相談LINEで U・Iターン促進へ いわて定住連絡協

 県や県内市町村などによるネットワーク組織「いわて定住交流促進連絡協議会」などは、無料通信アプリ「LINE」を活用した移住相談をスタートした。気軽なチャット形式で希望者の質問に答えるほか、県の支援制度など役立つ情報を提供。若者らが使い慣れているツールを活用することで、本県へのU・Iターン希望者のさらなる増加につなげる。

 県定住推進・雇用労働室によると、2018年度に県の窓口などに寄せられた移住相談は1396件。相談者は20~40代が約6割を占めている。件数は増加傾向にあるが、電話や窓口での直接相談を「敷居が高い」と感じる人も多いことから、関心を持った人が気軽に質問できるツールとしてビジネス用の「LINE WORKS」を初めて活用することにした。

 同協議会といわて暮らしサポートセンター(東京都)が、23日から相談受け付けを開始している。対象は県内へのU・Iターン希望者や本県に興味のある人。アカウント「イーハトー部(岩手県)」に友達申請することで、通常のLINEと同様にチャット使って移住相談ができるほか、グループを作成し情報を共有し合うことが可能となる。既に複数件の申請があり、本県の環境や災害リスクなどに関する質問が寄せられているという。

 「イーハトー部」のIDはihatobu@iwate。対応時間は平日の午前10時~午後4時。同室の佐藤光勇移住定住推進担当課長は「移住に本気で踏み込むのを迷っている人には使いやすいツール。若者らに気軽に相談していただき、移住促進につなげたい」としている。

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