心も照らす幻想の夜桜 釣山公園【一関】
桜の名所として知られる一関市字釣山の釣山公園で10日夜、桜のライトアップとぼんぼりの点灯が始まり、花を開き始めた桜の回廊を淡い光が幻想的な雰囲気に包んでいる。
一関春まつり実行委員会(会長・佐々木賢治市観光協会長)が毎年桜の開花時期に合わせて行っているイベント。今年は2日に市が桜の開花を宣言したことで、10日から点灯することとした。
新型コロナウイルスの感染拡大防止の観点から、例年行っている点灯式は見送り、実行委関係者がライトアップされた公園内を点検しながら散策した。
釣山公園にはソメイヨシノ約400本が植栽されている。開花宣言後から徐々に咲き始め、現在は五分咲きの状態で、あと1週間ほどで見頃を迎える見込み。
佐々木会長は「新型コロナの影響で経済が落ち込む中、感染予防対策を徹底しながら桜を楽しんでもらいたい」と語っている。
ぼんぼりは100基設置され、ライトアップは2カ所に投光器を備えて行われている。ライトアップは午後6~9時で、5月6日ごろまでを予定している。ぼんぼりの点灯は厳美渓でも同様の時間で行われる。