一関・平泉

新型コロナ 拝観休止を延長 平泉町内寺院、来月6日まで

拝観休止を知らせる看板が掲げられた毛越寺の山門。当初26日までとしていた休止期間は5月6日まで延長される

 平泉町の第3回観光関係団体新型コロナウイルス感染症対策会議は20日、町役場で開かれた。政府が本県を含む全国へ緊急事態宣言を発令したのを受け、町内の寺院などで行われている拝観休止を5月6日まで延長することを決めた。

 中尊寺、毛越寺をはじめ町、平泉観光協会、平泉商工会の代表や担当者8人が出席。当初26日までとしていた拝観休止期間について、大型連休中に観光客が訪れることによる感染拡大を防ぐ観点から連休後の5月10日まで延長すべきとの意見もあったが、同宣言発令期間と同じ6日まで延長するとの認識で一致した。

 このうち中尊寺は、11日から拝観を休止している金色堂と宝物館「讃衡蔵(さんこうぞう)」をはじめ、守札所や朱印所、売店、かんざん亭など境内で対面業務を伴う施設で全て休止期間を延長する。

 毛越寺は本堂を除き12日から閉鎖している諸堂と宝物館、山門の拝観券発行所、お休み処松風庵が対象となるが、境内は日中自由参拝できるようにする。同寺飛び地境内となる高館の義経堂でも業務を休止している入り口の拝観券発行所で同様の措置を続ける。

 両寺院の拝観休止期間延長を受け町では、対面業務を要する町営駐車場や施設内および観自在王院に隣接する公衆トイレの閉鎖を同様に継続する。会議後取材に応じた青木幸保町長は「感染を何とか食い止めたいという気持ちは皆同じ。さらなる休止期間の延長については、今後の状況を分析した上で30日に開催予定の次回会議で検討していくことになる」としている。

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