一関・平泉

紅白まばゆい花の道 日花里保全振興会/涌津農地・水環境保全会【一関】

日花里保全振興会によって植栽された日形のシバザクラ。ダニエルクッションとモンブランホワイトがじゅうたんのように広がる
▲涌津地内で涌津農地・水環境保全会が植栽しているシバザクラ。8種類が咲き誇っている

 一関市花泉町の涌津と日形両地区内の道路沿いでシバザクラが見頃を迎えている。ともに地域住民がこつこつと植栽活動を続けて距離を延ばしてきた。赤、白、紫、ピンクと色とりどりの品種が咲き誇るフラワーロードとなっており、道行く人の目を癒やしている。

 涌津地区内の市道に定植しているのは、涌津農地・水環境保全会(岩渕功代表)。2014年から道沿いののり面と地区内の調整池の周囲に防草シートを張り、「スカーレットフレーム」など8種類を植え続けている。今年も22、23の両日に会員が花が映えるようにと周囲の草刈りに励んだ。

 区間は3・4キロで、6月には花苗を植える予定。岩渕代表は「今年は温暖な気候の影響で、例年よりも花を付けるのがだいぶ早い。今年の定植で一端終了する。景観美化を目的に始めた活動だったが、全区間を花で埋めることができて良かった」と目を細める。

 日花里保全振興会(安部正美代表)は、17年から同町日形字中通地内などの市道沿いに白の「モンブランホワイト」とピンクの「ダニエルクッション」を植えている。幅約5メートルののり面に2品種が縦じま模様のじゅうたんのように広がっている。

 同振興会はこれまで9000本以上を植栽しており、千葉哲喜副代表は「景観保全を目的に始めた活動。11月にはまた新しい花苗を植え、さらに距離を延ばしたい。ここは見晴らしが良いので、花泉藤沢線からでもよく見える」と話していた。

 涌津、日形ともに見頃は5月中旬まで続きそうだ。

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