一関・平泉

“岩手欲”分かち合い 一関・いわて圏 オンライン帰省企画

オンライン帰省イベント「おかえりな祭」を初めて開き、パソコンを通じて参加者と対話する佐藤代表理事=2日、一関市上大槻街の「一BA」

 一関市の一般社団法人いわて圏(佐藤柊平代表理事)は2日、オンライン帰省イベント「おかえりな祭(さい)」を初めて催した。新型コロナウイルスの影響で本県への帰省の自粛を余儀なくされている人を参加対象とした企画。初日は首都圏在住者ら12人が岩手に関する話題で盛り上がり、故郷への思いを分かち合った。6日まで毎日、日替わりのゲストを迎えながら行われる。

 おかえりな祭は午前10時から1時間半行われ、佐藤代表理事(28)が同市上大槻街の一BA(いちば)で進行。ゲストに盛岡市の菊の司酒造の平井祐樹専務(28)を迎え、東京都や神奈川県など首都圏で暮らす本県出身者8人と、本県のファンという大阪府出身・在住者1人、同法人スタッフ1人が参加。パソコンの画面で全員の表情を同時に見ながら交流した。自己紹介から始め、帰省できない寂しさや物足りなさを明かしたほか、気に入っている本県の店や商品、方言にまつわる出来事、岩手を応援したい気持ちなどを話し合った。

 平井専務は酒蔵に関する情報を提供し、新型コロナの感染拡大が販路に及ぶ影響を踏まえて「オンラインの販売は地元よりも県外が多い。強化してお客さんとつながることを考えないと小さな酒蔵としては怖い」と率直な思いを語った。参加者からも「この機会に岩手の産物を取り寄せたい」「皆さんがいろいろな場所から参加しているからこそ知っている情報を共有できる場があればいい」などと連帯を望む声が聞かれた。

 いわて圏は、本県への移住促進や地域活性化に向けた企画やPRを手掛けている。イベント初日を終えた佐藤代表理事は「岩手の関係人口に関わっている者として、こういう時こそ何とかしなきゃと始めた。どんな感じになるか自分もイメージできていなかったが、参加者は本来なら帰省して楽しむはずだった時間を埋め合わせ、“岩手欲”を満たすことにつながったのではないか」と振り返った。

 ゲストは、3日が久慈市在住で北三陸観光大使の藤織ジュンさん、4日は花巻市の福祉企画会社「HERALBONY(ヘラルボニー)」を経営する松田崇弥さんと文登さん兄弟、5日は東京都でさんさ踊り団体「赤坂さんさ」を立ち上げ釜石市に移住した細江絵梨さん。6日分は募集中。

 問い合わせは佐藤代表理事=090(9745)2335=か、メールへ。メールアドレスは次の通り。

info@iwatearea.com

▲2日のオンライン帰省イベント「おかえりな祭」の参加者。岩手に関する話題で盛り上がった

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