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県に啓発ポスター寄贈 不来方高3年 小野寺さん 感染防止へ社会的距離【岩手】

啓発ポスターを寄贈し、デザインなどについて説明する小野寺さん(右)

 県立不来方高校普通科芸術学系3年の小野寺悠来さん(17)は13日、新型コロナウイルスの感染防止のため、自らデザインしたソーシャル・ディスタンス(社会的距離)の必要性を啓発するポスター50枚を県に寄贈した。

 ポスターはソーシャル・ディスタンスの文字の周囲に妊婦や老人、親子連れなどのピクトグラムを一定間隔で配置。感染するリスクよりも感染させてしまうリスクに着目してデザインを考え、祖父・誠さんが経営する看板企画設計施工・塗装業アトム工房(奥州市)で製作した。

 同日は県庁に保健福祉部の野原勝部長を訪ねポスターを手渡し、「一目見て行動変容を起こせるようなデザインした。先行きが見えないが、互いを思いやることが当たり前の社会になれば」と話した。ポスターを受け取った野原部長は「ぜひ多くの人が見える所に掲示して啓発に役立てたい」と感謝した。

 ポスターは県庁や合同庁舎などに掲示する予定。このほか、出身地の奥州市や同校が立地する矢巾町にも寄贈されている。

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