町分マルシェ あすオンラインで 11店舗出店【北上】
農家や専門店などが一堂に集い、例年秋に北上市で開催している「町分マルシェ」実行委員会は、31日に初のオンライン町分マルシェを開催する。
同マルシェは2014年にスタートし、当初の年2回から近年は毎年10月下旬に詩歌の森公園で開催。各店こだわりの逸品が出品され、第8回の昨年は1万人規模が集まる一大イベントに成長した。
新型コロナウイルスの感染拡大でイベントが軒並み中止となる中、実行委は新たな開催形式を模索。今回はオンライン会議システムremoを使用し、試行的に開催する。
11店舗が出店予定。各店の店主らが商品を紹介し、野菜セットや朝ご飯セット、コメ、菓子、乳製品、パン、麻の日常着、各日用品など、各店厳選の品々が出される。
オンライン上では定員600人。1店舗につき「入店」は5人までで、待ち時間用のコーナーもある。決済方法は各店に委ねられる。店ごとのショッピングモールで取引したり、商品送付先をメール送信し、振り込みや代引決済などの方法が取られる。
実行委事務局は「コロナの影響で飲食店や手しごとの作家も打撃を受けている。新しいツールでそれぞれ経験値を上げ、新たなつながり方を模索する機会になれば」と説明。例年10月の会場開催については「検討中」としている。
当日は午前10時30分~正午。詳細はフェイスブック、インスタグラムの「町分マルシェ」で配信中。