花巻

検温カメラでチェック 市役所など5カ所に設置 花巻

新型コロナ感染防止のため花巻市役所本館に設置されたサーモグラフィーカメラ(右上)とモニター。体温がモニターに表示される

 花巻市は、新型コロナウイルスの感染予防のため、サーモグラフィーカメラを市役所など5カ所に設置して来庁者に対する検温を始めた。来庁者に自己チェックしてもらい、37度5分以上の発熱があれば来場を制限している。

 市役所本館と大迫、石鳥谷、東和各総合支所、宮沢賢治記念館(同市矢沢)の正面入り口にサーモグラフィーカメラとモニターを設置。カメラの前を通ると、来庁者の体温がパソコンのモニターに表示される。モニターは来庁者に向けていて、セルフチェックで体温を測る。37度5分以上の発熱があれば赤色で表示され、カメラのフラッシュが発光して知らせる仕組み。

 市役所本館では発熱が確認された場合は守衛が声掛けし、体調を確認するために非接触型体温計での再検温を実施している。

 市は新型コロナ対策としてサーモカメラ5台のほか、消毒液や体温計を購入して市庁舎と公共施設に設置し、協力を呼び掛けている。市契約管財課は「感染防止対策としてカメラの検温を浸透させていきたい。市民や県外の観光客に理解と協力を求めたい」としている。

 市内の公共施設は1日から再開したところも多く、市では大勢が利用する集会施設や生涯学習施設などにサーモカメラの設置を予定している。

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