滝沢探検隊活動スタート 児童ら古里探索【一関】
一関市の滝沢市民センターが主催する「滝沢探検隊」は6日、開講した。初回は滝沢小学校の児童16人が同センター近くの滝神社を訪れ、自然と触れ合いながら動植物の生態を学んだ。
例年6月に開講するが、新型コロナウイルスの影響で他の事業が休止となっていたため、同センターの2020年度最初の事業となった。1~4年生が参加し、地域の自然に詳しい東海林英四郎さん(73)=同市滝沢=が講師を務めた。
児童は同センターから約1キロの道のりを歩き、途中「ヘビイチゴを見つけた」「ちっちゃいダンゴムシがたくさんいるよ」などと元気に話しながら滝神社を目指した。
神社参道の山の斜面では東海林さんの説明に従ってカタクリの種をまき、花が咲くまでの年数やかたくり粉ができるまでの過程などを学習。神社周辺ではアリジゴクやギンリョウソウ(別名ユウレイタケ)の探索なども行った。
佐藤颯太君(2年)は「疲れたけど探索や種まきは楽しかった」、千葉優心君(同)は「暑いけれど、みんなでいろいろな自然を観察できて良かった」と笑顔を見せていた。
同探検隊は今年度、工作や昔遊び、季節のイベントなど全9回を予定している。