奥州・金ケ崎

文化発信 絶やさず 市振興財団 偉人紙芝居の動画公開 コロナで利用制限【奥州】

奥州市文化振興財団が配信開始した「電子紙芝居 吉川鉄之助翁物語」

 奥州市文化振興財団は、新型コロナウイルスの感染拡大防止のため利用に制限がある中、市民サービスの一環として「電子紙芝居 吉川鉄之助翁物語」を市文化会館(Zホール)ホームページ(HP)と動画投稿サイト「ユーチューブ」で配信開始した。Zホール演劇プロデューサーの高橋瑛子さんと、夫渡部明さんによる大型紙芝居をベースにした動画。同財団では「親子で見てもらいたい。好評であればさらに作品数を増やしたい」と話している。

 同財団は、同会館や市総合体育館(Zアリーナ)、埋蔵文化財センターを指定管理している。このうちZホールでは、3月に新型コロナの影響で公演中止が相次ぐなど利用制限がある中、スタッフが現状に合ったサービスについてアイデアを出し合ったという。その中から、自宅などいつでもどこでも閲覧できる電子紙芝居を発信するというアイデアに決め、準備を進めた。

 紙芝居は、同市水沢出身で北海道や樺太の開拓に生涯をささげた吉川鉄之助(1859~1931年)を描いた作品。文は渡部さん、絵は高橋さんが担当し、2015年に市民劇として上演、17年に北海道長沼町で合同公演が行われた。大型紙芝居は後世に残すため18年に渡部・高橋夫妻が作製し、同年8月11日にお披露目された。

 電子化は紙芝居を作った高橋さん、渡部さんの快諾を得て実現。子供にも分かりやすく表現を変えるなどした内容にして、5月28日に館内で高橋さんによる朗読を収録。アニメーションを入れるなど動画ならではの演出を加えて45分の作品に仕上げ、6月1日から二つのサイトで配信開始した。

 同館の鈴木美貴子館長は「制限がある中、何かできないかスタッフがアイデアを持ち寄った。紙芝居を見てもらい、市民に親しみを持ってもらえればうれしい。これからも状況に応じた対応を進めるとともに、Zホールならではの文化活動を発信したい」と話している。

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