花巻

ごみ拾い30キロ踏破 学生が持久歩訓練 県消防学校【花巻】

ごみを拾いながら約30キロ区間を歩いた消防職員初任教育学生による持久歩訓練

 県消防学校の第66期消防職員初任教育学生持久歩訓練は12日、花巻市から矢巾町の同校まで約30キロ区間で行われた。消防職員としての基礎知識や技術を学ぶ学生がごみを拾いながら徒歩で移動し、体力錬成を図るとともに士気を高めた。

 消防活動に必要な持久力や体力の向上と団体行動力の養成、地域の環境美化などを目的に1984年から実施している。

 36回目となる今回は県内11消防本部に採用された62人が参加。同市材木町の花巻中央消防署を出発し、横断幕やごみ袋を手に国道4号などを北上した。北上地区消防組合の小野寺寛和さん(22)は「思ったよりもごみが多かったが、チームワークを高めるのに良い機会になった。仲間を大切にし、地域の方々のために役に立つ消防士を目指したい」と語った。

 同市葛の県防災航空センターを見学した後、花巻北消防署や紫波消防署を経由し、約9時間かけて同校に到着した。7月22日に岩手山登山、9月19日に消防体験まつり、10月に卒業式が行われる予定。

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