一関・平泉

夏のマスク 熱中症注意 小まめに水分補給、休息を 一関保健所

木陰で暑さをしのぎながら休憩する親子。新型コロナウイルスの感染拡大防止とともに熱中症の予防も必要となっている=12日、一関市狐禅寺の一関遊水地記念緑地公園

 本格的な夏に向けて熱中症が懸念される時期となった。一関地方でも熱中症やその疑いで救急搬送される人が出ており、気温の上昇に伴って増加すると見込まれる。今年はマスク着用や換気など、新型コロナウイルスの感染拡大防止策を取りながらの熱中症予防が必要で、一関保健所などは小まめな対処を促している。

 一関地方は9、10日に2日連続で真夏日を記録するなど、梅雨入り前から厳しい暑さに見舞われている。一関市消防本部によると、5月1日から6月13日午後7時までの間に熱中症、またはその疑いで救急搬送されたのは男女8人。1人は20代、7人は60~80代で高齢者が多い傾向にある。発生場所は5人が屋外、3人は屋内で屋外が比較的多いが、屋内でも帰宅後に発症したり、休憩中に体調不良になったりする場合があった。

 一関で最高気温30・4度(盛岡地方気象台調べ)の真夏日となった12日、同市狐禅寺の一関遊水地記念緑地公園では親子連れが日差しを避けながら過ごす姿が見られた。同市山目から訪れた伊東静香さん(31)はマスクを着け、長女の希ちゃん(1)には帽子をかぶらせて水分を時折与えながら遊ばせた。「娘はマスクを着けさせても取ってしまうが、手洗いとうがいは好きでやっている」と話し、新型コロナと熱中症両方の予防に取り組んでいた。

 環境省や厚生労働省は新型コロナ感染防止策の▽身体的距離の確保▽マスクの着用▽手洗い―と同時に熱中症予防行動のポイントを指摘。「3密」を避けつつ、熱中症になりやすい高齢者、子供、障害者には積極的に声を掛けるよう求めている。

 一関保健所は新型コロナをめぐる状況を踏まえ、熱中症予防で例年とは異なる点として、冷房を使いながらも換気が必要になることを指摘。マスクは運動などで体に負荷がかかるときは適宜外し、水分は小まめに補給するほか、体調に異変を感じたら早めに休息を取るよう促している。保健課の鎌田深里保健師は「梅雨入り前で湿度も上がってきている。新型コロナの感染を一番心配されるだろうが熱中症にも気を付けてほしい」と呼び掛けている。

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