花巻

芳香放ち咲き誇る 60周年記念ガーデンも新設 花巻温泉バラ園

見頃を迎えた花巻温泉バラ園

 花巻市湯本の花巻温泉バラ園(高橋宏園長)が見頃を迎え、愛好家や観光客でにぎわっている。今年は開園から60周年に当たり、オリジナル品種「オリンピアローズ2020」を植え付けたアニバーサリーガーデンを新設。色とりどりの花と独特の香りに包まれた華麗な空間が広がっている。

 同園は1958年にバラを植栽し、60年に開園。株数を増やしながらつるバラの壁やトンネルのほか、これまでに開発したオリジナル品種10種類がそろう50周年アニバーサリーガーデンなどを造成し、現在は1万5500平方メートルの敷地面積に約450種、約6000株を植栽する。

 今年は4月下旬から5月上旬にかけて低温が続いたため、開花が遅れ気味の中で5月30日にオープン。6月の晴天続きで生育が進み、現在はピエール・ドゥ・ロンサールやアミロマンティカなどが最盛期を迎える。

 東京五輪をイメージしたオリンピアローズは色がソフトピンクで花びらの枚数が30枚前後と多く、中心部分が白っぽいのが特徴。柔らかな甘い香りが漂う。2019年6月に日本ばら会に品種登録され、60周年アニバーサリーガーデンに15株を植栽した。園内では昨秋接ぎ木した1年苗を2600円(税込み)、2年苗を3800円(同)で販売している。

 同ガーデンは来場者の目を引く入り口正面に整備されており、家族連れがスマートフォンで写真を撮影する姿も見られる。フラワーアレンジメントが趣味という盛岡市上田堤の中村雅人さん(28)は「初めて来たが、思ったより広く、種類の多さに驚いた。経路は歩きやすく高低もあり、さまざまな角度から見て楽しめる。改めてバラを勉強してみたい」と眺めていた。

 新型コロナウイルスの影響で花巻市内の公共施設が閉鎖されたこともあって同バラ園もオープンのめどが立たず、5月中旬から急ピッチで準備を進めてきたといい、感染対策を講じた上で営業している。例年は春のバラまつりに合わせて栽培講習会やライトアップを実施していたが、今回は企画していない。

 オリンピアローズを開発した高橋園長(62)は「新しい品種も発表しながら60周年に向けて用意し、ようやく見せられるようになった。多くの人に楽しんでいただきたい」と来場を呼び掛けている。

 開園時間は午前8時から午後5時まで。入場料は一般800円、小学生以下無料。問い合わせは同温泉=0198(37)2111=へ。 

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