コロナ感染予防を啓発 国際交流協、出身校に贈る 盛岡大附生徒がポスター作製
盛岡大附属高校(山形守平校長)の進学・教進コース1年生140人は、新型コロナウイルスの感染拡大を受け、予防などを呼び掛ける啓発ポスターを作製し、県内五つの国際交流協会などに寄贈した。ポスターは各地に掲示され、県民の感染予防意識の向上に一役買っている。
ポスターは「英語」の授業科目の一環で、4月末に助動詞を活用する課題で生徒が制作。各自テーマを決め、A4判の用紙に英語の文字やイラストを施して分かりやすく仕上げた。
滝沢真結菜さん(15)はそれぞれが自分の家にいることが感染拡大を防ぐだけでなく、世界を守ることにつながることを英語とイラストで表現。「たくさんの人に伝わってほしい」という思いを込めた。
ポスターは盛岡市の県国際交流協会(いわて県民情報交流センターアイーナ内)、盛岡と花巻、北上、矢巾の各国際交流協会に贈られ、市役所や文化ホール、公民館などに掲示。生徒の出身校にも教員の学校訪問時に合わせて寄贈される。
授業を担当した同校の右京久里子講師は「興味を持って英語を学び、新型コロナウイルスの影響が広がる今の状況に真剣に向き合ってほしいと思い課題を出した。ポスター作製を通じて生徒の感染予防意識も高まった」と話している。