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いわて牛 消費拡大へ 福田パンがコラボ商品 来月4日発売

福田パンの新商品「いわて牛焼肉こっぺサンド」をPRする福田社長(右)と中村代表

 新型コロナウイルスの感染拡大で県産牛肉の需要が落ち込む中、盛岡市などに店を構える福田パンは、食肉製造販売アリメント(本社矢巾町)などと連携し、新商品「いわて牛焼き肉こっぺサンド」を開発した。オリジナルのたれで焼き上げた「いわて牛」を、懐かしいコッペパンで挟んだボリュームたっぷりの一品。7月4日から販売し、県内消費の拡大につなげる。

 県流通課によると、新型コロナの影響で、東京市場における県産枝肉の平均販売価格は、5月時点で1キロ当たり2079円(前年同期比18%減)と下落。現状を改善するため、福田パンは地元のアリメント、いわて牛普及推進協議会と連携し、「いわて牛」メインの新商品を開発した。

 新商品は、県産リンゴを使ったオリジナルのたれを絡めた「いわて牛」の焼き肉60グラムを使用。県産レタス、スライスしたタマネギと一緒に、福田パンおなじみのコッペパンでサンドした。

 25日に盛岡市内でお披露目会が開かれ、肥育するファーム中村(同市)の中村鉄男代表は「商品を食べてもらうことが牛肉や野菜の消費につながる。コラボはありがたい」と感謝。アリメントの吉田忍社長は「これをきっかけに、いわて牛のおいしさを広く知ってもらえれば」と期待を込めた。

 価格は500円(税込み)。福田パンの本店(同市)、盛岡みたけ店(同)、矢巾店(矢巾町)の3店舗で、通年での販売を予定している。福田パンの福田潔代表取締役は「牛肉はちょうどいい軟らかさで、パンとの相性も良い。お薦めの商品を多くの人に味わってほしい」とPRしている。

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