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県内宿泊需要喚起へ 県民対象に割引クーポン 県、今月中旬以降発行【岩手】

 県議会6月定例会は30日、本会議を開き、県が県民を対象に県内の宿泊施設の「割引クーポン」を7月中旬以降に発行する方針を明らかにした。新型コロナウイルスの影響で落ち込んだ県内の観光や宿泊の需要を喚起する。

 一般質問で名須川晋氏(希望いわて)、佐々木朋和氏(いわて新政会)が、県の観光対策について取り上げた。

 割引クーポンは、県が新型コロナ対策の補正予算で、県民を対象に県内の宿泊施設を利用する際、1人1泊当たり一律2000円を補助するとして予算を計上した。さらに、市町村が独自で実施している地元の宿泊施設の応援割との併用も可能となる。

 クーポンの発行方法は検討中で、期間は県が現在実施しているキャンペーン「泊まるなら岩手の宿運動」の終了予定時期と同じく9月末までを予定している。

 県は今回のクーポン発行で県内の観光、宿泊需要の喚起や機運の盛り上げを図り、国が予定している観光需要喚起策「Go To キャンペーン」につなげるとしている。

 戸舘弘幸商工労働観光部長は「割引クーポンの発行をスタートさせることで県内流動を促進させるほか、今後は本県や東北各県等で構成する東北観光推進機構が実施する東北・新潟応援絆キャンペーンと連携し東北全域からの誘客にも取り組む」と述べた。

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