奥州・金ケ崎

水難救助へ連携確認 奥州金ケ崎消防本部などが訓練

合同訓練で水難救助に向かう消防のボート

 水難事故が増加する時期に入り、奥州金ケ崎行政事務組合消防本部は19日、奥州市胆沢若柳の奥州湖で2020年度合同水難救助訓練を実施した。市消防団、北上川ダム統合管理事務所胆沢ダム管理支所と連携し、早期に救出できる体制の強化に努めた。

 参加機関同士の情報共有・連携の確認などを目的に、市内の北上川と会場を持ち回りで毎年実施している。今年は訓練隊20人をはじめとする計33人が参加。当初予定していた県防災ヘリ「ひめかみ」を扱う県防災航空隊は、天候不順で参加を見合わせた。

 訓練は湖上で水上バイクとゴムボートが接触し、乗っていた計4人が湖に投げ出されたという想定。訓練隊に細かい状況を伏せるブラインド方式とし、同本部が3月から運用を始めたドローン(小型無人飛行機)が初めて加わった。新型コロナウイルス感染症の予防対策も取られた。

 捜索は水上と空中から行われ、参加者は無線などで素早く発見情報を共有して要救助者の元に急行。同本部や消防団のボートで次々に引き上げた。

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