一関・平泉

食欲そそる甘い香り きょう「土用の丑」 今年は弁当も人気

テークアウト用「うなぎ弁当」の準備に追われる厨房=平泉町・泉橋庵総本店

 21日は「土用の丑(うし)」。一関地方でウナギを扱う料理店には、今後本格化する暑い夏を乗り切ろうとかば焼きやうな重などの注文が相次ぎ、厨房(ちゅうぼう)はウナギを焼く甘く香ばしい香りに包まれている。

 平泉町平泉字鈴沢にある創業130年近くの老舗「泉橋庵総本店」(髙橋文英代表取締役)では、週末を迎えた18日から注文が急増。連日町内の家族連れや観光客らが訪れ、一足早く脂の乗った肉厚ウナギに舌鼓を打った。

 今シーズンは新型コロナウイルスの影響もあり、テークアウトできる「うなぎ弁当」も各種用意。一関市をはじめとする町外を中心に家で味わおうと買い求める客も多いという。

 同店で取り扱うウナギは愛知県一色産を仕入れており、板長の菅原力さん(64)は「本場ならではのごまかしの利かない身の厚さと脂の乗りをぜひ味わってほしい」と太鼓判を押す。

 2020年夏の土用の丑は2回あり、次回8月2日は「土用二の丑」となる。

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