一関・平泉

ワクチン提供へキャップ回収 室根・青年ふれあい塾【一関】

ポリオワクチン提供のため青年ふれあい塾で回収したペットボトルキャップ

 一関市室根町の室根市民センター青年ふれあい塾(星和行塾長)は、ペットボトルキャップを回収して世界の子供らにポリオワクチンを届ける「エコキャップ回収事業」として、仙台市の回収業者にキャップ10万1050個(約235キロ分)を届けた。

 同事業は、室根公民館時代の2006年に開始。09年から同塾の事業として本格的に取り組むようになった。業者の減少や保管場所確保などの問題から17年に一度終了を決めたが、その後も回収を望む地域住民が多かったことから事業を継続している。

 6月23日に届けたキャップは約1年半かけて回収したもので、約117人分のワクチン提供に利用される。星塾長は「以前は県内にも回収業者がいたが、現在は仙台にしかなく、回収と運搬は困難になっている。キャップが集まるのは、ペットボトルの分別回収という習慣が地域に根付いている証拠だと思うので、なんとか役立てていきたい」と話していた。

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