県内外

図上で災害対応確認 県と一関、平泉訓練計画検討会 避難所の感染防止策も【岩手】

関係者が新型コロナの対応を踏まえた避難所運営などを確認した県総合防災訓練計画検討会

 新型コロナウイルスの影響で2020年度県総合防災訓練の実働部分が見送りとなったのを受け、県と一関市、平泉町が策定を目指す同訓練計画の検討会が18日、盛岡市内で開かれた。洪水や土砂災害を想定し、新型コロナの対応を踏まえた避難所の開設運営のほか、避難行動要支援者や外国人の避難について、関係者らが図上訓練を通して情報共有や連携を確認した。

 県総合防災訓練は、県内各市町村の持ち回りで開催しており、今年度は30日に一関市や平泉町を会場にさまざまな実働訓練を行う予定だった。新型コロナの影響を受け、県は実働訓練は行わず訓練計画の策定をもって総合防災訓練にする方針とした。

 検討会には県と2市町のほか、陸上自衛隊や県警、消防、医療、福祉関係者ら約50人が参加。訓練は、28日から県内で雨が降り続いて河川の水位が上昇し、29日夜からは花北、奥州、金ケ崎、両磐地域で1時間に80ミリ以上の猛烈な雨が降り、磐井川支流で土砂災害が発生したほか、太田川支流でも浸水被害発生の可能性が高まったという想定。2市町が避難所開設や避難誘導などの図上訓練を実施した。

 平泉町は町内の太田川北側や倉町、泉屋地区に避難勧告を発令。JR平泉駅から外国人観光客を平泉小学校に避難させるため、観光協会職員と同町職員が避難経路に立って誘導する手順などを確認した。

 一関市は、山目小学校に開設した避難所について、コロナ対策を踏まえた運営を説明。事前受け付けを設け、検温や体調のチェックを実施。体調不良者については、専用の動線やスペースを確保。体育館では、感染防止対策としてテープによる区割りを実施し、一般と高齢者用のスペースを確保した。

 訓練に参加した同市消防本部の小山晃防災安全対策監は「災害に備え新型コロナの感染防止対策を徹底した避難所の開設や運営に取り組んでいきたい」と語っていた。

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