古民家に響く 涼しげな音色 民俗村に南部鉄器の風鈴【北上】
北上市立花のみちのく民俗村で、かやぶき屋根の古民家などに南部鉄器の風鈴が飾られている。厳しい残暑が続く中、来場者に一服の涼を与えている。
同村ではこれまでも園内の古民家に1、2個ずつ風鈴を飾っていたが、今年はかねてから縁のある岩鋳(盛岡市)から南部鉄器の風鈴40個の寄贈を受けた。同村は「古民家で涼を感じてほしい」と園内の北川家住宅軒下につるし、園内の木陰にも設置した。
古民家ではセミの鳴き声と風鈴の柔らかな音色が絶妙にマッチし、来場者は古き良き時代に思いをはせている。同村の和賀匡彦管理運営事業部長は「残暑はまだ厳しいが、古民家は涼しい。かやぶき屋根の古民家で、セミの鳴き声と風鈴の音を楽しみながらくつろいでほしい」と呼び掛けている。
入場無料。風鈴は今月末までつるされる。