一関・平泉

夢灯り70個ともす 水害犠牲者へ鎮魂の祈り カスリン、アイオン台風【一関】

手作りの夢灯りに火をともし犠牲者をしのぶ一関夢灯りの会の会員

 一関夢灯(あか)りの会(小岩登志子代表)が主催する第24回一関夢灯り大会は20日、一関市の磐井川河川公園山目側で開かれた。関係者が手作りの夢灯り約70個を並べて火をともし、カスリン、アイオン両台風の犠牲者をしのんだ。

 犠牲者の追悼と歴史を後世に伝えることを目的に毎年実施。例年は会員のほか市民も参加していたが、今年は新型コロナウイルスの感染予防のため、会員のみでの追悼となった。

 夢灯りは高さ20センチほどで、側面には花や星などの形がデザインされており、会員は「2020」の文字と世界が丸く平和になるようにとの思いを込めて三重丸に並べ犠牲者をしのんだ。

 小岩代表は「この火を犠牲になった人たちも見に来ていると思う。今年は会員だけだったが実施できて良かった。来年はこれまでのように大勢の人たちと行い、次世代に水害の歴史などを伝えていきたい」と話していた。

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