甘くておいしい 平泉小5年生 黄金メロンを収穫
平泉町の特産物として栽培されている黄金メロンについて学ぶ平泉小学校(佐々木秀善校長、児童262人)の5年生は27日、町内の圃場(ほじょう)で黄金メロンの収穫や出荷作業を体験した。
町の1次産業から3次産業までを学ぶ総合学習の一環で5年生12人が取り組んできたもので、黄金メロン研究会会長の高橋正洋さん(61)=同町平泉字花立=方にあるビニールハウスで6月に苗を定植。7月の受粉作業を経て収穫時期を迎えたメロンを収穫した。
柄の部分を残して1玉ずつ慎重に収穫したメロンの出荷作業では、高橋さんに教えてもらったメロンの表裏を確認しながら表側を重点に玉拭き。表に黄金メロンを証明するシールを貼った後、価格の基準となる重さを計測して仕分けた。
今年は7月の天候不順による影響で若干小ぶりだが、甘さは申し分のない出来で、メロンを試食した千葉華暖さんは「甘くて実もしっかりしている」とおいしそうに味わっていた。
当初は販売も児童が行う予定だったが新型コロナウイルス感染防止のため取りやめ。メロンは同研究会が29、30の両日、同町平泉字伽羅楽の道の駅平泉で開く即売会で販売する。時間は29日が午前11時~午後1時、30日も午前11時からでなくなり次第終了する。
黄金メロンは1株から1個の実を収獲することで、糖度14度以上と一般のメロンより甘く香り高いのが特徴。現在は高橋さんをはじめとする同研究会員7人が栽培に取り組んでいる。