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【新型コロナ】岩手県内感染者19人 陽性確認1カ月 家族内クラスターも

 7月に県内で初めて新型コロナウイルスの感染者が確認されてから29日で1カ月となる。県内ではこれまでに10歳未満~60代の男女計19人が感染し、重症者は発生していない。感染者は増えているほか、家族内でのクラスター(感染者集団)も確認された。県では引き続き感染者の早期発見に向け対象を拡大しPCR検査を実施するとともに、家庭や家族内での感染防止対策の徹底を呼び掛けている。

 19人のうち軽症は14人、中等症5人で、8人(28日現在)が退院している。

 1月に国内で初めて新型コロナの感染が確認されて以降、本県では先月下旬まで「感染者ゼロ」を維持してきた。県内で初めての感染者が確認されると、コンスタントに感染者が発生する状態となった。

 このうち13人目の盛岡市の20代団体職員男性がお盆に帰省した実家では、会食を通して家族や親族間でクラスターが発生したとみられる。これを受け県では、チラシを作製し家族内の感染防止対策を呼び掛けた。

 これまでの感染者で感染源の特定に至っていないケースは2人目と10人目。2人目の宮古市の30代自営業男性は、会食などで接触した県外の取引先関係者について接触から日数が経過したこともあり、県外でのPCR検査は実施されず断定に至らなかった。

 10人目の盛岡市の40代会社員男性については、発症前の14日間に県外との往来はなく、感染源特定に向けた三つの集団の計60人のPCR検査を実施したが全員陰性で特定できなかった。

 28日の定例会見で達増拓也知事は、県内で初めて感染者が確認され1カ月となることに「7月29日以降は毎週一定の感染者が判明している。それだけ国内において感染者の数が多くなっている。社会経済活動をより安心して、低いリスクの下で行っていくためにも日本全体の感染者数を減らしていく努力が必要だ」と強調した。

 家族内で感染が広がったことには「家族が食事を共にする場での感染が増えているので、家庭内の会食の場でも気を付けてもらいたい」と呼び掛けた。

県外の親族3人陽性 盛岡男性と濃厚接触

 県と盛岡市は28日、家族内でクラスター(感染者集団)が発生した事例について、感染した盛岡市の20代団体職員男性の濃厚接触者として県外で検査を実施した親族4人(東北在住)と友人1人のうち親族3人の陽性が判明したと発表した。

 県や市によると、このほか、男性の親族で感染した遠野市の60代女性と接触が疑われる友人1人のPCR検査を実施し、陰性が確認された。家族内クラスターで感染した遠野市で自営業の20代男性と60代男性が勤務していた接客を伴う店舗の利用者について、県では88人を対象者として29日以降にPCR検査を実施する方針を示した。

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