北上・西和賀

県産牛給食ぺろり コロナ影響、消費減 市内小中学校で提供【北上】

県産牛肉を使ったメニューを頬張る児童

 北上市内の小中学校などで31日、県産牛を使用したメニューが給食で提供された。子供たちは郷土が育んだ牛肉の味を堪能。ぺろりと平らげた。

 岩手の食の豊かさを伝えるとともに、新型コロナウイルスの影響で消費が減少している県産牛肉の消費促進につなげようと実施。この日は北部、南部両学校給食センター管内で提供された。

 同市常盤台の黒沢尻北小学校(船田浩校長、児童781人)では、6年3組の希望献立がずらり。県産短角和牛のモモ肉を使った夏野菜ビーフカレーをはじめ、エビフライ、フルーツポンチなどが並び、児童が大盛りにするなどして頬張った。

 給食のカレーの場合、普段は鶏肉や豚肉を使用しているといい、牛肉は珍しい。同日のメニューでは、食べ応えがあるように大きめにカット。うま味やコクが楽しめるように調理にも工夫がなされた。

 梅木雷仁君(6年)は「全メニューの中でカレーが一番。牛肉おいしかったよ」と満足げ。市内三つの学校給食センター所長を兼ねる髙橋良枝さんは「豊かな県産食材を味わってもらい、『おいしかったな』という気持ちを持ち続けてもらいたい」と願っていた。

 2020年度は今後、北部、南部両学校給食センター管内で残り2回、西部学校給食センター管内では10月から3回にわたって同様の給食を提供する予定。 

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