県内外

過去最多910人 前年比86人増、女性89・3% 県内100歳以上【岩手】

 15日の「老人の日」に合わせ、県がまとめた100歳以上の県内高齢者(9月1日時点)は、2019年度を86人上回る910人で、統計が残る1986年以降、過去最多となった。男女比率は男性の10・7%(97人)に対し、女性が89・3%(813人)と大部分を占めている。

 県内の100歳以上の長寿者は、1920(大正9)年9月15日までに生まれた人。人数を市町村別に見ると、トップは盛岡市で150人。県南関係は一関市121人、奥州市95人、花巻市67人、北上市53人、西和賀町9人、金ケ崎町8人、平泉町8人となっている。

 一方、2020年度内に100歳に到達する県内高齢者は、1920(大正9)年4月1日~21(大正10)年3月31日生まれの498人(男性55人、女性443人)で、前年度より45人増えた。到達者には内閣総理大臣事から祝状と銀杯、県知事から祝状と秀衡塗汁椀(わん)がそれぞれ贈呈される。

 総人口に占める65歳以上の割合を占める高齢化率は、県全体が33・1%。市町村別では、西和賀町が県内トップの51・4%となった。県南関係は平泉町39・1%、一関市36・5%、花巻市34・2%、奥州市35・0%、金ケ崎町30・3%、北上市27・4%。

 県内の最高齢者(15日時点)は、1911(明治44)年9月生まれの鴨野チヨノさん(109)=大船渡市=。県南関係では、4位に1913(大正2)年3月生まれの松田ヱミさん(107)=北上市=、5位に同年4月生まれの佐藤トモさん(107)=花巻市=がそれぞれ入っている。

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