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コロナで医業収益悪化 患者数減少が影響 県立病院経営委【岩手】

 県医療局は25日、新型コロナウイルスの影響で県立病院の4~7月の医業収益が前年同期を15億8300万円(5・4%)下回る279億6000万円になったことを明らかにした。入院・外来患者も前年同期に比べ9万9112人が減少。同局では、入院体制確保による手術や検査の延期、受診控えなどが影響したとみている。

 盛岡市内で開かれた県立病院経営委員会で同局が報告した。

 7月末現在の累計患者数は入院が35万3900人(前年同期比3万7975人減)、外来は55万5528人(同6万1137人減)でともに減少した。

 2020年度収支は当初、15億円の黒字を見込んでいたが、新型コロナの影響で25億円の赤字となる見通しを示した。減収の資金確保のため、国の特別減収対策企業債の活用も検討している。

 患者数減少の要因として、入院体制確保に向けた延期可能な手術、検査の延期をはじめ、かかりつけ医からの紹介患者が減ったことや、自主的な受診抑制を挙げている。

 同局では今後、検査体制を強化するとともに、診療資材確保による手術や検査の継続のほか、適切な受診について広報する。

 同局の鈴木優経営管理課総括課長は「緊急事態宣言下での患者数の落ち込みが大きかった。さらに7月に本県で感染が確認されたことにより、回復基調ではあるが完全に患者数は戻っていない状況。適切な受診を呼び掛けていくとともに、経費を節減し持続的な経営に努めていきたい」としている。

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