正しい姿勢で脚上げて 立教大駅伝・上野監督 走り方実演し指導【一関】
立教大陸上競技部で男子駅伝監督の上野裕一郎さん(35)を講師に招いた「走り方」セミナーは27日、一関市萩荘の一関運動公園陸上競技場で行われ、子供から高齢者までが走る楽しさや基礎的な技術を学んだ。
同市体育協会がスポーツセミナー事業として主催し、市が共催。同市または平泉町に住む人を対象とし、ジュニアの部に小学生82人、一般の部に中学生から高齢者まで93人が参加した。消毒や検温など、新型コロナウイルスの感染防止策を講じた上で行われた。
このうち、一般の部では、走る前の準備運動、ハードルやラダーなど陸上競技用の道具を使ったトレーニングが指導された。高校駅伝の名門・佐久長聖高校から中央大、実業団に進み、実績を残してきた上野さんはそれぞれの動作を実演し、「正しく動かないとハードルを倒してしまう。お尻や腹筋に力を入れ、体が崩れないように脚を上げて回すことが大切」などと体の使い方を教えた。
参加者は上野さんが見守る中でハードルを越えたり、ステップを踏んだりと躍動。一関中学校2年の小向南海さん(13)は「ハードルで膝を高く上げて走ろうと意識したが、結構難しかった。体育の授業などで生かしたい」と話した。
マラソン愛好者も多く見られ、小島崇さん(42)=一関市字南豊隆=は「ストレッチが難しかった。日頃やっていないので自分は股関節が硬いと感じた。上野さんは格好良く、話も分かりやすかった」と語った。