西和賀町宿泊割引事業を延期 レジオネラ肺炎死亡受け
西和賀町は、町内旅館利用者がレジオネラ肺炎により死亡した問題を受けて、1日から始める予定だった宿泊割引事業「にしわがの宿に泊まろうキャンペーン」を延期した。
新型コロナウイルスの影響で落ち込んだ観光需要の回復を目的にした事業。東北6県と新潟県の在住者を対象に、町内旅館などを利用した際に1人当たり最大4000円を割り引くもので、1日から先着5000人泊を予定していた。
問題を受け、町と湯田温泉峡旅館組合は、町内全ての温泉関連施設の水質検査の実施と研修会の開催を決定。検査結果は近く判明する見込み。
キャンペーンについて、町観光商工課の佐藤太郎課長は「検査結果を踏まえ、適切な開始時期を判断し実施したい」としている。