花巻

秋の味覚に笑顔 園児と収穫交流 鶴尾集落【花巻】

焼き芋を味わう大迫保育園児

 花巻市大迫町亀ケ森の中山間直払事業鶴尾集落(菊月真一代表)は2日、大迫保育園(高橋由貴子園長、園児62人)とサツマイモ収穫を通じて交流し、園児が秋の味覚を味わった。

 地域活性化と子供たちの健全育成を狙いに10年以上前から続けている取り組みで、5月に圃場(ほじょう)にベニアズマの苗を植え付けた。

 同日の交流会は5歳児16人が参加。力を合わせて土の中からつるを引っ張り、次々とサツマイモを掘り出した。

 収穫体験後には焼き芋が振る舞われ、園児が「おいしい」「お代わりください」などと話しながら焼きたてを頬張った。図書ボランティアたんぽぽの会は、大迫に伝わる昔話を基にしたオリジナル大型紙芝居「宝てぬぐい」を披露した。

 伊藤結葉ちゃん(6)は「芋を引っ張るのが疲れたけどうまくいった。焼き芋は温かくて軟らかい」と喜んだ。菊月代表(74)は「今年は芋が小さく数も少なめだったが、子供たちに楽しんでもらえて良かった。こういう機会で元気をもらっている」と話していた。

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