花巻

アイヌ刺繍技術、歴史学ぶ 石鳥谷でワークショップ【花巻】

参加者がアイヌ文化に触れながら刺繍を学んだワークショップ

 アイヌ刺繍(ししゅう)を体験するワークショップが3日、花巻市石鳥谷町のやえはた自然農園の農園カフェそらで開かれた。参加者が魔除けのお守りの意味もある刺繍の技術を学びながらアイヌの文化や歴史に親しんだ。

 講師を務めたのはアイヌの歌や風習、文化などの普及活動に取り組む橋本政彦さん(62)=盛岡市在住=。アイヌでは着物などに刺繍を施す習わしがあり、同日は参加者5人に夫婦円満などを表現する伝統的なとげの文様「アイウシ」の作り方を指導した。

 草木染めの木綿糸などを用い、参加者が思い思いに配色をデザイン。「お守りなので穏やかな心で刺すこと」などのポイントを聞き、輪を鎖状につなげる「オホツリ」と呼ばれる技法で一針ずつ縫い進めた。

 アイヌ民族に伝わる竹製の楽器「ムックリ」の演奏が響く中、橋本さんはアイヌの人々と交流を深めたエピソードなどを紹介し、「アイヌ民族がずっと大事にしてきた自然を慈しむ心、命に感謝する心などが、こういう時代にこそ広まればいい。その入り口にしてもらいたい」と話していた。

 休憩中は同カフェの自家製の玄米粉を使ったロールケーキやプリン、ドリンクなどが提供された。

 同ワークショップは有料、参加者限定で月1回のペースで開かれている。予約、問い合わせはやえはた自然農園=0198(46)9606=へ。

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