花巻

制作通じ高校の魅力紹介 花農生、東和中で出前授業【花巻】

花巻農高の出前授業でカラーサンドプランツを作る東和中の生徒ら

 県立花巻農業高校環境科学科の出前授業が6日、花巻市東和町の東和中学校(菊地榮壽校長、生徒199人)で行われた。2年生10人が訪れ、カラーサンドプランツの作り方を指導するとともに高校の魅力や学んでいることを伝えた。

 県の「高校の魅力化促進事業」の一環で初めて企画され、初めに高校生が花巻農高の学習・実習、部活動に取り組む様子、取得できる資格などを説明した。

 カラーサンドプランツは小型のサボテンや多肉植物をガラスの器に入れ、カラフルな土壌改良剤で仕上げた置物で、同中の2年生67人が制作を体験。粗めの砂を敷いて植物を鉢ごと入れ、模様を考えながら周りに細かいカラーサンドを流し入れた。「鉢は傾かないように中心に置く」「カラーサンドはスプーンでガラスに沿うように入れる」などのこつを聞き、集中した表情で世界に一つのオリジナル作品作りに取り組んだ。

 東和中2年の熊谷涼太さんは「グラスの縁から砂を入れたり、色のバランスを考えたりするのが難しかったけどうまくできた」と出来に納得の様子だった。

 授業で制作経験がある花巻農高2年の三浦陽斗さんは「細かく色分けせず、大胆に色を主張させた方がきれいに仕上がることをアドバイスした。高校で勉強すること、それが今後にどう役に立つかなども知ってもらいたい」と話していた。

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