奥州・金ケ崎

寿安堰の謎に迫る 水沢一高文化祭 測量成果など発表【奥州】

水沢一高文化祭で寿安堰の測量の成果などを発表する生徒ら

 水沢一高の文化祭「一高祭」が10、11の両日、奥州市水沢字森下の同校で開かれている。2020年度は新型コロナウイルスの感染予防のため、公開は家族3人程度に限定。1、2年生による新型コロナに関する展示のほか、持続可能な開発目標(SDGs)の活動発表、寿安堰(ぜき)を実測した成果の展示などが行われている。

 同祭は「永遠~Memory of Best Friend」をテーマに開催。初日は留学報告会、SDGs講演会が行われ、両日ともにテーマを設定してのクラス展示、模擬店などが設けられる。

 講演会では花巻青年会議所の藤田甲之助理事長が講師を務め、各国の現状や取り組み状況など課題を示した上で、ペットボトルリサイクル、節水など高校生でも日常的に取り組める方法を紹介。それに続いてリサイクル班やジェンダー考察班など6班が同校の活動を発表した。

 展示の中には、同校の3年生3人が今年8月にNPO法人「イーハトーブ宇宙実践センター」の大江昌嗣理事長らとともに実施した寿安堰測量の成果発表も行われている。この中では、胆沢扇状地の地形や活動のきっかけとなった千田佐馬の功績を紹介。地図を貼り付けたプラスチックの板を10メートルの等高線で切り取って重ねた模型も展示した。

 大江理事長と中東重雄・宇宙遊学館長は初日に訪れて見学し、「歴史的にもポテンシャルの高い地域で学んだことを誇りに、将来を見据える目を養ってほしい」と生徒を激励した。

 一緒に測量した本間大輝さんは「寿安堰はまだ謎が多い。できるだけ続けて調べて、将来自分の子供に伝えたい」、高橋亜聡さんは「体験して自分の地域に誇りを感じた。もっと多くの人に知ってほしいと思う」、砂森頼人さんは「担任の先生の祖先(千田佐馬)のこともあって身近に感じられた。現在の豊かな暮らしにつながっている、と感謝している」と話していた。

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