一関・平泉

歴史と営み潤す流れ 共存のまちづくりへ 全国川サミット開幕【一関】

一関市を会場に開幕した第29回全国川サミットin一関
首長らが意見交換

 「黄金(くがね)花咲く北上川~悠久の歴史と未来~」をテーマにした第29回全国川サミットin一関(全国川サミット連絡協議会、一関市実行委主催)は16日、同市山目のベリーノホテル一関で始まった。首長サミットでは、出席した全国26自治体の首長らが治水、利水の取り組みや川に親しむ地域づくりなどの必要性を語り、互いに理解を深め合った。最終日の17日は、川を生かした活動に取り組む団体などの事例発表、記念講演などが行われる。

 同協議会は、1級河川と同じ名前や流域の自治体で組織され、川の恩恵や人々との関わりを生かしながら川と共存するまちづくりを進める目的で毎年川サミットを開催。本県と北上川流域では初の開催となった。

 初日は、同協議会の総会と国土交通省職員による講演、首長サミットが行われた。あいさつした同協議会長で実行委員長の勝部修一関市長は「北上川流域での開催は今回が初めて。北上川を舞台に皆さんと交流できることは大変意義があり、2日間が実り多い時間になることを祈念したい」と述べた。

 総会では、17日の式典で提案する共同宣言案を確認したほか、次回以降のサミット開催予定も協議。新型コロナウイルス感染症の問題に加え、今後の開催の在り方も検討するため、愛知県岡崎市での開催を2022年度に1年延期することを決定した。23年度以降の開催については向こう2年間をかけて検討する。

 首長サミットでは、出席した各自治体の首長らが「我(わ)がまちの川との関わり」をテーマに意見を発表した。このうち、勝部市長は、歴史・文化の発展に川が深く関わっていることを強調した上で、国交省から登録された一関地区かわ・まちづくり計画の取り組みを紹介。「大規模なイベントもできるようになってきていて、市民の足が水辺空間に向いてきていること、非常に大きな意味があることだ」と語った。

 北上市の髙橋敏彦市長は「北上川は大きな恵みを頂いている川でもある。北上展勝地が来年開園100周年を迎えるということで、全国の皆さんに桜を見に来ていただきたい」と事業をPRした。

 最終日の17日午前9時からは、一関市のNPO北上川サポート協会と大原小学校6年生、石巻市の街づくりまんぼうの3団体による事例発表、防災キャスター阿部清人さんの記念講演、式典が一関市大手町の一関文化センターで行われる。

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