一関・平泉

年賀はがき発売 一関郵便局 イベント自粛

年賀はがきが発売され、一関郵便局で買い求める客と応対する職員

 2021年の年賀はがきが29日、全国一斉に発売された。一関市大手町の一関郵便局(佐藤圭一局長)は、発売に伴うイベントを新型コロナウイルスの感染を予防する観点から自粛した代わりに、年賀はがきを購入した人に地場産リンゴをプレゼントして歓迎した。

 同局では、ロビーに年賀はがきを陳列して販売。購入者には独自の取り組みとして、同市藤沢町の観光りんご園「愛情りんご園」のジョナゴールドを贈った。2個ずつ50セットを用意し、無くなり次第終了する。

 発売日は朝から年賀はがきを買い求める人が見られ、職員からリンゴを受け取って喜んでいた。130枚購入した同市大手町の女性(72)は「年賀はがきは毎年買っている。商売関係や友人に出す。メールよりも気持ちが入る」と語った。同局総務部の三浦諒課長は「年賀はがきを大事にしているお客さまはまだまだ多い。郵便局としても手紙で思いを届ける文化を継承していきたい」と話した。

 年賀はがきの投函(とうかん)は12月15日から受け付ける。来年1月17日には現金30万円や電子マネー31万円分などの賞品が当たる「お年玉くじ」の抽選が行われる。干支(えと)のウシを絵柄にしたものや、1枚につき5円が寄付されるものなどさまざまあり、2011年の東日本大震災から10年目にちなんだ東北版はがきもある。

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