「早く1軍へ」意気込み 日本ハム育成1位花巻東・松本投手 球団指名あいさつ
プロ野球ドラフト(新人選択)会議で日本ハムから育成1位指名された花巻東高の松本遼大投手(3年)が5日、花巻市松園町の同校で球団関係者から指名あいさつを受けた。松本投手は「一日一日しっかり練習し、早く1軍に上がれるように頑張りたい」と意気込みを新たにした。
日本ハムのチーム統轄本部スカウト部アマスカウトグループの白井康勝スカウトが来校。2023年に開業する新球場の予想図をプリントしたタオルのほか、栗山英樹監督の「共に天下を!」のメッセージとサインの入った新球場のビジョンブック、ドラフト会議の球団IDなどを松本投手にプレゼントした。
白井スカウトは188センチ、96キロの大型右腕の印象について「体のサイズや投げるボール、低めに集められるコントロールが魅力で、経験を積めば必ずファイターズの戦力になってくれる。マウンドさばきや雰囲気なども良いイメージ」とした上で、「育成にもチャンスがあるので、力を付けるよう冬の期間頑張ってもらいたい」と期待した。
松本投手は「身長や体格などを評価いただいた。期待していると言っていただいたので応えたい」と決意。同校OBで、日本ハムから米大リーグへと飛躍した大谷翔平選手(エンゼルス)が目標といい、「練習に取り組む姿勢がすごいと聞き意識してきた。背中を追って日本一になれるよう貢献したい。1年目はしっかり体をつくり、2年目は2軍で活躍、3年目は1軍で頑張りたい」と先を見据えた。
12月に北海道で入団発表があり、21年1月に千葉県で新人合同自主トレーニングが行われる予定。