一関・平泉

森林保全へ木の手入れ 金沢自然愛護少年団【一関】

ヒノキの枝打ちを体験する金沢小の児童

 一関市花泉町金沢の金沢生産森林組合(菅原弘毅組合長理事)が主催する森林作業体験会は13日、同町内の山林で開かれた。金沢小学校(佐藤健校長、児童96人)の児童56人がヒノキの枝打ちに汗を流し、林業と自然資源の大切さを肌で感じた。

 体験会は森林の役割や大切さを伝えようと、同校の4~6年生でつくる「金沢自然愛護少年団」を対象に毎年実施している。

 児童は同組合や県南広域振興局一関農林振興センターの職員の指導を受けて、ヒノキの枝打ちに挑戦。のこぎりで不要な枝を切り、木に巻き付くツタを取り払うなど約1時間作業に励んだ。

 菅原組合長理事は木材として利用できるまでには50年近い年月が必要だとし、「皆さんが手入れしてくれたことで木も喜んでいる。きょうの活動を通し、森林を手入れしている人たちがいるということを理解してほしい」と呼び掛けた。

 森谷双葉さん(6年)は「4、5年生の時にもやったけど、太い枝を切るのは難しい。森林が荒れていたら山がかわいそうなので、もっときれいにしたい」と話していた。

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