一関・平泉

花泉小 青空の下 Run【一関】

Run・Runフェスティバルで走る楽しさを体感する花泉小の児童

 一関市立花泉小学校(山内弘文校長、児童128人)のRun・Runフェスティバルは14日、同市花泉町の同校グラウンドで初めて開かれた。青空の下、全校児童が保護者らの応援を受けて時間走に挑み、走る楽しさを体感した。

 同校ではこれまで校内マラソン大会を開いてきたが、▽コースの安全性▽マラソンを苦手とする児童の意欲を高めるのが困難▽学習指導要領と離れた内容―などの問題があった。自分のペースで走れるようにし、長距離走への苦手意識をなくしてもらおうと、2020年度は同フェスティバルを企画した。

 時間内にどれだけの距離を走れたかを競うルールで、1、2年生が3分間、3、4年生が4分間、5、6年生が5分間に設定し、一周170メートルのトラックを周回した。

 同日は学習発表会も開催し、校庭には保護者が詰め掛けた。5、6年生が計測係を務め、学年ごとに持久力を競った。保護者は元気いっぱいにコースを駆けるわが子を見守り、完走すると温かな拍手を送っていた。

 4分間で962メートルを走り4年生の部で1位となった小岩聖君は「去年のマラソンでも学年トップだった。疲れたけど、また1位になれてすごくうれしい。来年もダントツで優勝したい」と喜んでいた。

 山内校長は「子供たちは自分のペースで走れるし、保護者はずっと応援することができる。走っている時に常に応援してもらえるのは子供たちの力になる。来年以降も続けていければ」と話していた。

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