花園での健闘誓う ラグビー部が市長表敬 黒沢尻北高【北上】
年末年始に開催予定の第100回全国高校ラグビー大会(大阪府東大阪市花園ラグビー場)を前に、東北ブロックの代表権を勝ち取った北上市の県立黒沢尻北高校の関係者が18日、市役所を表敬訪問した。髙橋敏彦市長らに対し、6大会ぶり6度目の出場となる花園での健闘を力強く誓った。
黒沢尻北は10月24日に盛岡市で行われた県大会決勝で盛岡工に5―13で敗れたものの、東北各県2位チームが出場する11月6~9日の「オータムブロックチャレンジトーナメント」(宮城県石巻市・セイホクパーク石巻)で躍進した。
1回戦は山形南に69―0で圧勝し、準決勝は佐沼(宮城)と7―7で引き分けたが、運も味方して抽選勝ち。男鹿工(秋田)と対戦した決勝は、持ち味の展開ラグビーがさえ、31―14で勝利。記念大会の東北ブロック出場枠を手にした。
市役所には渡邉星輝主将(3年)と小田島康人監督、泉悟校長が訪問。渡邉主将は「東北(ブロック)大会で優勝し、花園の出場切符を獲得することができた。高校ラガーマンにとって夢の場所。強豪チームに勝ってベスト8の目標を達成したい」と決意を述べた。
小田島監督は「東北からプラス1校となる全国大会に何とか行くことができる。全国チームはDFの割合が多くなるので、粘り強いタックルで相手が嫌がるような戦いをしていきたい」と意気込みを語った。
北上勢の花園出場は12年連続。髙橋市長は「おめでとう。全国でも力を発揮し、黒北らしいパス回しの早い展開ラグビーを見せてほしい。もっと精進して頑張って」と激励した。
今大会には例年の51校に、全国9ブロックの代表校など12校を加えた63校が出場。本県からは県大会を制した盛岡工(12大会ぶり35度目)と黒沢尻北が出場する。組み合わせ抽選は12月5日に行われる予定。