1軍目指し飛躍誓う 花巻東・松本投手 日ハムと仮契約
プロ野球日本ハムから育成1位指名を受けた花巻東高の松本遼大投手(3年)が19日、球団と仮契約を結んだ。花巻市松園町の同校で交渉が行われ、「早く1軍に上がって活躍できるように練習したい」とプロ入りへ決意を新たにした。
日本ハムのチーム統轄本部スカウト部アマスカウトグループの大渕隆部長、白井康勝スカウトが訪問して契約内容などについて説明し、支度金300万円、年俸260万円(金額は推定)で入団に合意した。
188センチと恵まれた体格の松本投手は「『身長があって球も良いものを持っている。早く1軍に上がってほしい』と言われたので期待に応えたい。不安より楽しみが大きい。2カ月間でレベルアップし、1年目から活躍できるようアピールしたい」と思いを語った。
父親の直樹さん(49)は「ようやくスタートラインに立つことができた。しっかり体をつくり、チームの役に立てるように自覚を持って階段を上っていってほしい。活躍する姿で、お世話になった多くの人たちに恩返ししてもらいたい」とエールを送った。
大渕部長は「大型で軟らかいところに魅力を感じ、将来的には先発をイメージしている。一生懸命やるんだなという印象で、指名して良かったと思う」と期待を示した。
12月12日に札幌市で正式契約し、13日の新入団選手の記者会見で背番号が発表される。来年1月に新人合同自主トレーニング、2月にキャンプが行われる。