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新型コロナ/高齢者施設でクラスター 新たに14人感染、計155人【岩手】

 県は24日、新たに新型コロナウイルス感染のクラスター(感染者集団)が県内の高齢者施設で初めて発生したと発表した。県と盛岡市は同日、新たに20~90代の男女14人の感染が確認されたと明らかにした。いずれも重症ではないという。県内の感染は、計155人となった。【2、3面に関連】

 新たに感染が判明したのは市町別に、盛岡4人、滝沢2人、紫波1人、花巻1人、宮古2人、洋野4人の計14人。

 新たなクラスターは県内の同じデイサービスで発生し、これまでに利用者や職員ら計4人が感染。同日は、利用者で洋野町の90代女性、いずれも利用者の家族で同町の80代無職女性、60代自営業男性、50代自営業女性の計4人の感染が確認された。県は接触者を特定するなどして封じ込めを進めており、現段階で感染が大きく広がる可能性は低いとみている。社会福祉施設などでの感染制御を支援する「クラスター制御タスクフォース」については、感染状況に応じた派遣を検討している。

 宮古市の「居酒屋ニシザワ」関係では、同市の60代自営業男性と50代飲食店員の感染が判明。県南関係では、グループホームに入所する花巻市の80代無職女性の感染が確認された。同じ施設に入所する同市の80代無職女性の濃厚接触者で、発熱やせきなどの症状があったという。また、職員で紫波町の40代団体職員女性の感染も分かった。

 このほか滝沢市では、別のデイサービス関連で、利用者の80代無職女性、職員の30代会社員女性の感染が判明した。いずれも感染した利用者の接触者。

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