花巻

冬山遭難に備え ヘリ使い救助訓練 県警【花巻】

冬山遭難事故に備え、県警ヘリで要救助者をつり上げる訓練を積む関係者

 県警本部地域課による冬山遭難救助訓練は25日、花巻市葛の花巻空港グラスエリアで行われた。冬山での遭難を想定した訓練で、県警ヘリで上空から要救助者の発見から救助するまでの適切な対応を確認した。

 遭難事故の発生に備え、救助を担う警察官の救助技術の向上などを図るのが狙い。毎年3回ほど実施し、今年の訓練は4月に次いで2回目。機動隊、航空隊、同課に所属する14人が参加した。

 訓練は、けがや急病、体力低下などのため自力で下山できない要救助者を県警ヘリでつり上げて救助するのを繰り返した。20~25メートルの高さから降下し、救助に使用するワイヤを救助者に固定してからつり上げた。参加者はヘリ回転部の強風に耐えながら救助者を無事に収容するまでの手順を確認していた。

 同課によると、県内の冬山遭難(12月~4月)発生状況は、2019年度までの最近5年間は23件が発生し、死者3人、負傷者13人。今年2月には北上市の夏油高原スキー場でコースアウトした男性が道に迷ったものの自力で下山した。3月には栗駒山に入山した男性が遭難、6月に遺体で発見された。

 県警航空隊の日山良則隊長は「冬山は他のシーズンと比べ、自然環境が厳しいため遭難した場合は一刻を争う事態になる。訓練を通して救助技術の習得に励み救助に備えたい」と語り、冬山に入る際は「急変する天候に注意を払い、無理のない行動をしてほしい」と呼び掛けている。

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