新型コロナ/新たに13人感染 計175人、クラスター関連も【岩手】
県と盛岡市は26日、新たに10歳未満~60代の男女13人の新型コロナウイルス感染が確認されたと発表した。いずれも重症ではない。県内の感染は、計175人となった。【3面に関連】
新たに感染が判明したのは自治体別に、盛岡市6人、滝沢市1人、釜石市1人、宮古市5人。
クラスター(感染者集団)が発生した盛岡市大通の「ヌッフ・デュ・パプ」関連では、利用者の接触者で同市の30代男性、利用者の50代医師男性の計2人が感染。このうち医師男性は7日に利用した医療関係者のグループの一人で、感染した40代医師女性と接触があった。
宮古市の「居酒屋ニシザワ」関連では、いずれも利用者と接触があった同市の50代公務員男性、40代団体職員女性、60代無職女性、60代団体職員女性、50代無職女性の計5人の感染が確認された。
クラスターの疑いがある県央地区のデイサービス関連では、いずれも利用者の接触者と同じ医療機関に勤務する盛岡市の40代看護師女性と60代看護助手女性、滝沢市の30代看護師女性の計3人が感染。3人とも同じ休憩室を使っていたという。県はこの医療機関の入院患者や職員ら約200人を検査し、全て不検出だったことから、現段階で院内感染には発展していないとしている。
盛岡市教委は26日、市立小学校の10歳未満男児が感染したと明らかにした。これを受け、所属小学校を同日から2日間、臨時休校とした。接触者は児童や教職員を含め100人程度になるとみている。
このほか、同市の20代会社員男性と、宮古市に滞在している県外居住者と接触した釜石市の30代会社員女性の感染も確認された。
テレビ岩手は同日、営業局に勤務する盛岡市の30代男性が感染したと発表した。同社によると、感染した社員らとヌッフを利用していたという。同社関連では4人目となる。