シクラメン色鮮やか 花巻・ルンビニー苑
花巻市石鳥谷町の障害者支援施設「ルンビニー苑」で、シクラメンが白や紫、ピンクなどの鮮やかな色彩を放ち、冬の訪れを告げている。
同施設敷地内にある「花工房さ~ら」のビニールハウスで、9種約6000鉢のシクラメンを栽培。就労支援事業の一環で、利用者10人と職員3人が大切に育てている。
今年は1月末ごろに種をまき、9月ごろから花が咲き始めた。冬の夜には暖房を入れるなどしてハウス内を常に12~13度に保ち、温度調節に気を付けて管理している。
クリスマス前の今が出荷のピークで、市内外の産直や高齢者福祉施設などに販売する。
就労支援センタールンビニー就労支援係長の鈴木健さんは「新型コロナウイルスの影響で家にいる機会が多い冬になるかもしれないが、シクラメンが一つあるだけで心和み、家庭も温かい雰囲気にしてくれる」と話している。