一関・平泉

コロナ終息光差す あすへ 一ノ関駅西口イルミ点灯

一ノ関駅西口でイルミネーションが点灯。一関二高音楽部の合唱で花を添えた

 一関市のJR一ノ関駅西口で1日、恒例のイルミネーションの点灯が始まった。冬の厳しい寒さが増してきた師走に、新型コロナウイルスの終息へ願いを込めたきらびやかな光が通勤通学の乗降客らを楽しませている。

 初日は点灯式が行われ、一ノ関駅前イルミネーション実行委員会の江刺邦昌会長が「コロナの関係で寂しい師走を迎えようとしているが、イルミネーションが点灯されることをうれしく思う」、佐藤晄僖一関商工会議所会頭も「若い人の元気に負けないよう、来年に向けて頑張っていきたい」とあいさつ。

 サンタクロースに扮(ふん)した勝部修市長ら関係者がスイッチを押すと、約7000球の発光ダイオード(LED)が一斉にきらめいて広場を照らした。県立一関二高音楽部がクリスマスメドレーを披露し、点灯開始に花を添えた。

 イルミネーションの点灯は、一ノ関駅前19区商店会や同駅、岩手労働基準協会一関支部、市、一関商工会議所、市観光協会、同商議所青年部で構成する実行委が主催し、年末年始に合わせて毎年この時期に行っている。デザインは同青年部が担当し、今年は新型コロナの影響でさまざまなイベントが中止される中、市民の心を癒やせるようにと企画。新型コロナが終息に向かうイメージで光を一点に向かわせ、駅前広場にあるケヤキを含め周囲をLEDで彩っており、撮影した写真をインターネット交流サイト(SNS)で発信することも促している。

 点灯は2021年1月11日までで、時間は午後4~11時。問い合わせは同商議所内の実行委事務局=0191(23)3434=へ。

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