一関・平泉

重み感じ一歩一歩 骨寺村荘園中尊寺米納め【一関】

骨寺村荘園遺跡で取れた新米を中尊寺に納める行事を再現した「骨寺村荘園中尊寺米納め」

 第14回骨寺村荘園中尊寺米納め(本寺地区地域づくり推進協議会主催)は13日、一関市厳美町から平泉町にかけて行われた。地域住民ら53人が、歴史に思いをはせながら地区内で収穫した新米を担ぎ、中尊寺に届けた。

 かつて同寺の別当領だった同地区の農村景観を次世代に継承し、同寺とのつながりを深めようと、2007年から毎年開催されている再現行事。例年は地元の中学生が参加するほか、地区外から参加者を募っているが、今年は新型コロナウイルス感染防止のため、参加者を同地区の住民と関係者に限定して実施した。

 同日は、「金色(こんじき)の風」の新米が詰まった米俵30キロ分と、ひとめぼれ5キロ、地元特産の「南部一郎かぼちゃ」などを参加者が手分けして担ぎ、行列となって同地区の駒形根神社を出発。勝部修一関市長、青木幸保平泉町長、同協議会の五十嵐正一会長らを先頭に、白装束や法被、けらなどの衣装をまとい、ほら貝を吹き鳴らしながら本寺川沿いのあぜ道を練り歩いた。

 慈恵大師拝殿で菅原光中中尊寺大長寿院住職が安全祈願の祈祷(きとう)を行った後、中尊寺へ移動。本堂での貢納式で地区の代表者がコメやカボチャなどを奉納し、同寺の僧侶が読経した。

 奉納に際し、五十嵐会長が「春の田植え、秋の稲刈りでは、安全・豊作・病気退散の祈願をしていただいた。おかげさまで、7月の長雨が心配されたが今年も平年通り非常に良い物ができ、地域内は新型コロナの害もなく、無事に過ごせている」とあいさつ。

 菅原住職は「新型コロナでどうなるかと心配する中、本寺の方々の熱心な米作りはありがたい極み。今後とも感染症が広がらないよう願う」と感謝した。

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