奥州・金ケ崎

住宅火災の延焼阻止 協力者2人表彰 消防本部【奥州】

火災延焼阻止に尽力し、消防業務一般協力者表彰を受けた石川さん(右)と渡辺さん

 奥州金ケ崎行政事務組合消防本部は16日、奥州市江刺で発生した住宅火災の際、延焼阻止に当たった農業石川東久さん(71)=同市江刺田原字大平=、県交通胆江営業所長の渡辺昇さん(68)=同市胆沢小山字北昼沢=の2人に消防業務一般協力者表彰を贈り、功績をたたえた。

 同消防本部によると、10月27日に同市江刺田原字宿ノ平地内で発生した家人不在の住宅火災で、石川さんは現場付近を通り掛かった際に黒煙が上がっていることに気付き、現場に駆け付けて水道からバケツに水をくみ、十数回往復して消火活動を行った。渡辺さんは現場付近で勤務中に「火事だ」と叫ぶ声を聞き、黒煙が上がっていることを確認したため携帯電話で119番通報を行い、その後現場に駆け付けて石川さんと共に消火活動に当たり、住宅内への延焼を阻止して被害を最小限に食い止めた。現場は建物の間が狭い場所で、延焼拡大の恐れが極めて大きい状況だったという。

 表彰式は同市水沢の同消防本部で行われ、及川健消防長から2人に表彰状と盾が手渡され、及川消防長は「通報、消火が遅れれば延焼拡大は免れなかった。2人には感謝している」とたたえた。

 石川さんは田の様子を見るためにいつもと別の道を車で通り、現場付近に来たといい「(現場の家は)近所で行き来するところ。屋根より高く黒煙が上がっていて、すぐに庭に入った。とにかく水をかけないとと思い消えるまで水をかけた」と話す。今年亡くなったこの家の男性に以前から世話になっており、「(男性に)呼ばれたのかなと思う。運良く消すことができた」と振り返った。

 渡辺さんは水沢病院発大平行きの路線バスを運転後、折り返しの出発まで大平地内で待機していた際に煙を確認し、「石川さんが『火事だ』と言っていて、110番通報をしながら行き、消火活動をした」という。「昔は消防団もやっていて火の怖さも知っている。(やったことは)当然のこと。見て見ないふりはできない」と語っていた。

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