花巻

高齢世帯 雪かき任せて ボランティア隊出発式 花西地区【花巻】

13人が登録済みの花西地区除雪ボランティア隊の出発式。大雪のため既に活動を始めている

 花巻市の花西地区まちづくり協議会(菅原眞也会長)は21日、地区内の高齢者世帯の雪かきを担当する「花西地区除雪ボランティア隊」の出発式を同市若葉町の市文化会館で行った。ボランティアに登録した住民13人が安全に注意しながら除雪作業に努めることを決意した。

 ボランティア登録者と協議会役員、事務局の11人が出席。ボランティアも担う阿部彌之事務局長が「今年は除雪作業も多くなると思う。雪かきの際には安全に十分注意して作業してほしい」とあいさつし、登録者が身に着ける黄色のベストを手渡した。

 同隊は発足2年目。登録者は、協議会が定めた交通費や飲料費など1回1時間の作業で800円(30分以内は半額)が支払われる有償ボランティアとして活動する。依頼した世帯は1時間につき200円(同)を負担する。

 除雪対象は、西大通り、石神町、南万丁目など花西地区に居住する1人暮らしを主とした高齢者世帯。既に25世帯(昨年は15世帯)から依頼されている。

 ボランティアは60~70代を中心に13人が登録し、居住する行政区の除雪を担当。おおむね10センチ以上の積雪がある場合、早朝に対象世帯の通路や駐車場などの雪かきを行う。

 登録者を代表してベストを受け取った嶋禮仁郎さん(76)=西大通り=は「(昨シーズンは)活動2回と少なかったが、今年は既に3回活動している。安全に注意を払いながら困っている世帯を助けたい」と意気込みを語った。

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