奥州・金ケ崎

大雪被害 ビニールハウス190件 公共施設破損、倒木も 奥州市

 奥州市は14日以降の大雪に伴う23日現在(農業施設関係は24日現在)での影響や被害について、25日の市議会全員協議会で公表した。農業施設関係ではビニールハウス、格納庫などへの被害232件、公共施設関係では施設破損、倒木といった被害70件があり、状況確認が続く農業施設関係はさらに被害拡大が見込まれている。

 市市民環境部などによると、14~23日の期間の市内交通事故件数は概数で226件(前年同期比160件増)。奥州金ケ崎行政事務組合消防本部の出動状況(23日午後2時現在)は救急搬送14件、救助1件、油流出事故1件で、救急搬送は屋根からの落下や転倒、落雪によるもので、転倒による高齢者の重傷1件も発生している。

 ライフライン関係では、停電が16~22日の期間に延べ約2760戸で発生。断水は江刺、衣川両地域で各1件あったがいずれも解消している。

 農業施設関係ではビニールハウス190件、格納庫20件、機械4件、その他18件。ビニールハウスでは育苗用、園芸用でそれぞれ30件以上の被害が出ている。市では、被害状況が日を追うごとに増えているとし、JAなど農業関係団体と連携して正確な状況把握を進めるとともに、具体的な支援についても今後検討していく。

 公共施設関係では小中学校14件、コミュニティ関連3件、産業系施設3件、幼保・こども園3件、幼児・児童施設2件、医療施設3件、庁舎等3件、消防屯所1件、消防施設2件、公園施設17件、歴史的建造物9件、その他(光ケーブルなど)10件。主な被害では屋根や雨樋の破損、倒木、樹木の枝折れなどが発生している。また、JR水沢駅(同市水沢)で自転車置き場の一部が雪の重みで倒壊し、通路をふさぐ状況になっていることも報告された。

 2020年度の除雪状況については、受託業者57社・除雪機械229台で、3872路線(総延長2466キロ)の作業に当たっているが、23日までで除雪要望や苦情の受け付け件数は1014件、障害者・高齢者・生活保護世帯などからの除排雪に関する問い合わせが23件あったという。

 市議からは早期の除雪対応や、来年の播種(はしゅ)対応への影響などを懸念し、一刻も早い被害対策を求める意見などが出ていた。

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